埼玉県にて電気工事を承っております、合同会社下向電気です。
シーリングライトとは、天井にぴたっとくっつくような見た目をした照明器具です。
部屋全体を明るく照らすことができ、家族の集まるリビングなどでは主流の照明といえるでしょう。
現在はLEDであることが普通になっており、寿命が長いことからなかなか交換する機会が少ないかもしれません。
しかしながら、切れて照明が点かなくなった、賃貸住宅に引っ越してきて照明を買わないといけない、ということも当然ながらあります。
今回はLED照明のシーリングライトの選び方について、ご紹介したいと思います。
また、LEDや最近の製品ならではの注意点も、あわせて参考にしていただければ幸いです。
■ 必要な明るさ・対応した広さ
シーリングライトは、製品ごとに適した部屋の広さや明るさがあります。
一般社団法人 日本照明工業会は、照明を選ぶ際の基準として、以下のような数値を定めています。
適用畳数 | 標準定格光束 | 定格光束の範囲 |
---|---|---|
4.5畳 | 2,700lm | 2,200~3,200lm |
6畳 | 3,200lm | 2,700~3,700lm |
8畳 | 3,800lm | 3,300~4,300lm |
10畳 | 4,400lm | 3,900~4,900lm |
12畳 | 5,000lm | 4,500~5,500lm |
14畳 | 5,600lm | 5,100~6,100lm |
18畳 | 8,500lm | 7,000~10,000lm |
20畳 | 10,000lm | 10,000lm~ |
lm(ルーメン)とは、照明器具自体の持つ明るさのことです。
シーリングライトは商品説明欄に、畳数が記載されていることが多いので、迷った際はこちらを参考にするといいでしょう。
畳数表示がない場合は、lm(ルーメン)を確認してみてください。
明るさについてはlx(ルクス)という単位もありますが、こちらは光が床に向かって照らされたときの明るさを表すものとお考えください。
上記の数値は、1灯使った際に75~150ルクスを確保できるとしたものです。
読書といった手元を見る作業などは、ルーメンよりもルクスを重視したほうが良く、シーリングライトのみでは明るさが足りないことがあります。
その際は、読書灯やデスクライトといった補助照明を併用してみましょう。
■ 光色について
LEDのシーリングライトは、電球色・昼白色・昼光色と光の色が分かれます。
部屋の用途によっては適した色がありますので、購入の際はこちらも考慮してみましょう。
現在は、スイッチ一つでこれらの色を変更できる製品もあります。
・電球色
オレンジ色がかった、温かみのある色です。
主にくつろぐ場所などと相性が良く、リビングや寝室に向いているでしょう。
食べ物をおいしそうに見せられる色なので、ダイニングにももってこいです。
・昼白色
自然な光に近い、白っぽい色です。
作業や何かしらの確認を行いやすく、洗面所やキッチンなどで使いやすいでしょう。リビングでもよく使われます。
補助照明として使用しても自然です。
・昼光色
青みがかった、すずしげな印象の色です。
細かい部分が良く見えるようになるため、お子さまが勉強する部屋やリモートワークする部屋などでおすすめです。
■ シーリングライトの注意点
LEDのシーリングライトは、従来の蛍光灯などとは違う仕様のため、注意の必要な部分があります。
・電球の交換はできない
LEDのシーリングライトは、電球の交換が基本的にできません。
照明器具と一体になっているため、そもそも物理的にできないのです。
また、LEDは寿命が長いため、照明器具自体の寿命も同じくらいになっており、切れた時は全体を替えたほうが効率的です。
買い替える際はその点に注意して、長く快適に使えるものを選びましょう。
・配線器具がなければ工事が必要
賃貸住宅へ引っ越しすると、なかにはローゼットやソケットがついておらず、配線が穴から飛び出していることがあります。
この場合は、シーリングライトを取付けられないので、電気工事が必要になるでしょう。配線を取り扱うような電気工事は、電気工事士の免許がないと、原則行ってはいけません。
大家さんや管理会社に許可を取ったうえで、当社のような電気工事業者に依頼してみてください。
工事業者を指定された場合は、それに従いましょう。
・蛍光灯からLED照明にするには工事が必要
今では少なくなったかと思いますが、賃貸や中古物件へ引っ越すと、照明が直管型の蛍光灯ということがあります。
この場合は、そのままLED電球に交換することができません。
安定器を通らないようにするバイパス工事か、もしくは蛍光灯用の器具をすべて取り外す必要があります。
蛍光灯用の器具に対応したLED電球もありますが、こちらは余計な電気を消費するため、せっかくのLEDの良さが半減してしまうでしょう。
■ LED工事なら『合同会社下向電気』にお任せください
合同会社下向電気は、川口市周辺エリアにて、電気工事を承っております。
LED照明を取付けるにあたり、工事が必要なケースがございます。
その際はぜひ、当社までご依頼くださいませ。
ほかにスイッチ・コンセント増設、防犯カメラ、インターホンの取り付け等も対応しております。
電気に関するお困りがございましたら、お見積り・相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
■ まとめ
LEDのシーリングライトは、長寿命かつ電球の交換ができないため、選ぶ際はさまざまな点を考慮してみるといいでしょう。
なお、LED照明が取り付けられない場合は、電気工事を依頼するようにしてください。